組合員・賛助会員（以下、組合員等）及び提携企業の幹部社員・営業職員の皆様、新年あけましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。皆様におかれましては平素より協同組合事業に格別のご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

　昨年はまず、1月1日の能登半島地震による甚大な被害がありました。被災された皆様には改めてお見舞いを申し上げます。また、経済や社会情勢は目まぐるしく変化し、私たち税理士業界にも多大な影響を及ぼしました。デジタルトランスフォーメーションの進展や税制改正の動向に対応する一方、コロナ禍からの回復途上にあるクライアントを支援する役割も求められました。こうした厳しい環境下においても、組合員等の皆様が専門性を活かし、地域や企業に寄り添いながら誠実に職務を全うされていることに、深い敬意を表します。新潟県税協は組合員等の皆様のご協力のおかげで、昨年も順調に事業運営を行うことができました。この場をお借りして、組合員等の皆様に心より感謝申し上げます。

  新潟県税協は昨年10月12日から14日の連休を利用して事務局を新潟市中央区古町通にある「古町ルフル」に移転し、15日から業務を開始いたしました。連休中にご苦労いただいた職員の皆様に感謝申し上げます。営所通の会館は、昭和55年の建築であるため耐震構造ではありません。また、屋根の全面改修後も雨漏りが続いておりました。そこで、各団体から代表者を募り会館再整備委員会を発足し検討を進めた結果、雨による漏電等も大きなリスクとなるため、一旦移転し、会館を今後どのようにするべきかの検討を重ねる、ということになりました。古町ルフルの事務局はセキュリティ、設備、交通と様々な面で職員にとってモチベーションの向上を期待できるものとなっております。ぜひ皆様お近くにいらしたときは広々とした事務局をご覧いただければと思います。

  新潟県税協の事業について少々報告いたします。昨年も「税務インデックスの配付」を行いました。「希望書籍の無償配付」については、仮事務局移転費用と賃料支払いなどの諸事情から15,000円とさせていただきました。研修会については7月に鎌倉靖二先生、10月は山下雄次先生と石井幸子先生、11月は金井恵美子先生をお招きし、実施することができました。サテライト会場を含め新潟県下3会場で開催する研修様式も引き続き実施いたしました。

  福利厚生事業では、9月に多くの参加者を迎えてチャリティーゴルフ大会を開催いたしました。各提携企業の皆様からもご挨拶と多数の賞品のご提供をいただきました。誠にありがとうございました。ご参加の皆様と各提携企業の皆様との交流が大いに図れたと思います。また、11月の麻雀大会も、前回に引き続き麻雀荘ソロモン赤道店様を会場として開催いたしました。麻雀大会後の懇親表彰式は会場をホテルオークラ新潟様に移動して行いましたが大変楽しい会となり、好評であったと感じております。この麻雀大会におきましても各提携企業の皆様より多数の賞品の提供をいただきました。ありがとうございました。

　本年も、税理士業界を取り巻く環境はさらなる変化が予想されます。デジタル庁を中心とした国のデジタル化政策の加速により、e-Taxの利用拡大や電子帳簿保存法の要件見直しなど、私たち税理士が果たすべき役割も大きく変わりつつあります。また、インボイス制度が本格的に運用を迎える中、クライアントからの相談やサポートの需要が増大することも予測されます。こうした変化に的確に対応し、より一層の信頼を得るために、私たち税理士が知識やスキルの向上を目指して努力することが不可欠です。新潟県税協としても、こうした課題に組合員等の皆様と共に取り組み、研修や情報提供の強化、組合員等同士の連携を促進する施策を進めて参りたいと思います。

　結びに、本年が皆様一人ひとりにとって、実り多き一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。私たち新潟県税協も、皆様とともに成長し、地域社会や経済の発展に寄与する存在であり続けたいと考えております。新しい一年が希望に満ちたものとなりますよう、そして皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。